『ゆほびか』変わったよね…

昔「美肌水」という手作り化粧水が爆発的に流行ったことがあった。
なんせ原料は、尿素グリセリン、そして水道水だけという、非常に安価な材料なのである。
これを大々的に紹介していた健康情報誌が『ゆほびか』だった。
 
当時の『ゆほびか』は、このようなたいして金のかからない美容法や健康法が主流だったと思う。
まあ、もしマネしてみて効果がなくても、「チッ!」と舌打ちするくらいですみそうな程度の。
 
が、いつの間にか『ゆほびか』は変わった。
「奇跡を呼ぶ絵」やら「血液型別パワーストーン」やら「聴くだけで幸運体質になるCD」などなど…
なにやら宗教がかった開運グッズ?の紹介がやたら多くなったのだ。

どうしてだろう?
 
若いうちはあまり自分の体のことなど気にしない。
健康が気になるのは、やはり歳を取ってからのことだろう。
歳を取ると、自然と「死」を意識することになる。
「死ぬ」と自分はどうなるのか、それは誰にも分からない。
そういった不安が、老人を「説明はつかないがなぜか安心させる」開運グッズへ誘うのか。
 
健康雑誌を読むのは老人が多い。
→老人は信心深い。
→開運グッズ掲載で、老人の読者数を増やす。
こういう流れなのだろうか。
 
単に、毎月毎月読者が飛びつきそうな健康・美容法のネタがなくなっただけかもしれないけれどね。