雑感

「さようなら」の意味

最近「さようなら」って言葉、使っていないような気がする。 一番最近使ったのは、たぶん7年前、父が火葬されるとき、心の中でつぶやいた。 「さようなら」は漢字で「左様なら」と書くらしい。 この言葉について、須賀敦子著『遠い朝の本たち』の中にアン・…

「巫女」になるには

ラジオから流れていたのは、25歳主婦の話。 結婚前の職業は、なんと「巫女」だったそうだ。 どのようにして巫女になったかというと、彼女の通っていた高校に近所の神社から巫女の求人がきて、学校からの推薦で面接・筆記試験を経て合格したのだとか。 彼女は…

「結婚記念日」何贈る?

実は今日が、我が家の結婚記念日。 まあでも特別なイベントなどなくて、週末にケーキ食べるくらいなんだけどね。 結婚記念日といえば、結婚式からの経過年数によって名称がある。 有名なのは、銀婚式とか金婚式。 でも実は、もっとたくさん名称がつけられて…

「守る」から「見守る」へ

娘が小学校を卒業して、もう一週間以上経ってしまった。 慌ただしく終わった卒業式。 子供たちはセンチメンタルになることもなく、笑顔で六年間学んだ小学校を後にしていった。 自分の小学校卒業式がどうだったかなんて思い出せるはずもないが、娘たちの卒業…

「らくらくホン」が全然“楽々”じゃなかった件

先日、義父母宅へ行った時のこと。 義父の携帯が妙に“うるさい”ことに気がついた。 操作をいちいち携帯が音声で読み上げているのだ… 義父は御年80歳。 最近ドコモの「らくらくホン ベーシック3」という携帯を買ったらしい。 以前は義母と共同で一台の携帯を…

「下山の思想」に違和感

どうして五木寛之の「下山の思想」がベストセラーになっているんだろう。 今朝のニュースで紹介していた。 まだ実際に読んでいないので、Amazonの内容紹介から “どんなに深い絶望からも人は起ちあがらざるを得ない。 すでに半世紀も前に、海も空も大地も農薬…

「チンパンジー」になっていく私たち

私たちは「進化」しているのだろうか。 そりゃそうだろう。 サルだったころ不可能だった色々な事ができるようになった。 快適な環境に慣れてしまった今、もうサルの時代には戻れない。 しかし、もしかしたら私たちは知らないうちに「チンパンジー」になって…

福島のトマトとおばあさん

一瞬何をしているのか分からなかった。 スーパーの野菜売り場 箱入りトマトが積まれている場所で、 おばあさんがひとりしゃがみ込んでいたのだ。 その箱入りトマトは、箱自体はみんな同じで 横に産地のシールが貼ってあった。 「福島産」と「青森産」 おばあ…

髪を染めないで

薬剤師さんからの言葉 「小さい頃から髪を染めるのは、 成長期の髪にも皮ふにもデメリットが多い。 髪の栄養素(たんぱく質等)へのダメージ、 染毛剤による皮ふのかぶれなどが 起こってしまう」 そう、これは小学校の保健委員会で 薬剤師さんから言われた言…

中国の「墓」事情

昨日TVを見ていたら 現代の中国でのお墓事情をやっていた。 中国の一般的なお墓は 日本とほぼ同じスタイルで 墓地を買い納骨して墓石を建てるそうだ。 でも最近の北京はとても土地が高く また中国は人口がとてつもなく多いため なかなか墓地を購入するのが難…

でも「殺す」はイヤ

すごいクイズを出す先生だなあ…と思った。 10月24日付読売新聞の記事だ。 小学校の女性教諭が、算数の授業中に自殺や殺人を題材にしたクイズを出題していて、後日、校長が「不適切な指導だった」と謝罪したそうだ。 問題となったクイズの内容は 「3姉妹の長…

「知っている」ことと「分かっている」こと

目の覚めるような思いがした。 娘の小学校の授業参観で、理科の授業を見たときのことだ。 その時の実験は、TVでぜんじろう先生がやっていた「段ボール空気砲」で、 この段ボール空気砲から出た空気はどんな風に対象物へぶつかっていくのかと いうものだっ…

「サンタさん」はもういない…

それは突然だった。 お風呂の中で娘が夫に言ったのだ。 とても仲の良い友達と徹底的に議論した末、 “本当はサンタさんはいなくて、プレゼントはお父さんとお母さんが置いている” という結論になったということを。 10歳までサンタさんの存在を信じていたのは…

夏の初めに終わった家族

「引っ越すことになって」と彼女は言った。 回覧板をまわしに来たのだろうと思っていた私は、言葉が出なかった。 彼女とご主人と小学生の男の子三人家族、一軒家なのに引っ越すとはどうしてなのだろうと、短い間に色々な考えが私の頭に浮かんだ。 引っ越す理…

マクドナルドの老夫婦

「ねえ、となり見て」 思わず夫へささやいた。 娘にねだられて行ったマクドナルド。 私たち家族の横の席で、 黙々とハンバーガーセットを食べている老夫婦がいた。 一見してずいぶんお年を召された方達だと分かった。 二人とも入れ歯を外したような口元で、…

「親向け大学説明会」ってなに?

今朝のNHK「おはよう日本」のニュースの中だったかな? ある大学が新入生の親を対象にした説明会というのを見た。 そこでは親が、自分の子供が入学した大学に対して色々質問していた。 そう、“親”が… なにを質問してたかなあ。 たしか「単位をどれだけ取った…

「もう少し」と「がんばろう」

うちの小学生の娘が、終業式に通知表を持って帰ってきた。 こちらの小学校では、通知表の評価は「できる」「だいたいできる」「もう少し」の三段階だ。 どこの小学校もこんな感じだと思っていた。 が、ネットで見ていると「もう少し」が「がんばろう」の表現…

「割れ鍋に綴じ蓋」夫妻の話

最初に浮かんだ言葉は「割れ鍋に綴じ蓋」だった。 この前NHKで『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげる夫妻の特集を観ていたときのことだ。 その中で奥さんと水木しげる氏との馴れ初めを聞いて驚いてしまった。 当時、水木しげる氏は36歳。 戦争で左腕を無くし…

「加齢臭」を感じさせない大人になるには

「加齢臭」とは中高年特有の体臭の俗称。 青臭さと脂臭さを併せ持ち、男女ともに40歳代以降になると発生しやすくなるらしい。 この前「面接で加齢臭を帯びた雰囲気を放たないようにする、11のコツ」という記事を読んだ。 40代を過ぎた人が面接で若々しく見せ…

久しぶりのカスピ海ヨーグルト

「カスピ海ヨーグルト」がブームになったのは、ずいぶん前のことだったように思う。 健康によいこと、また自分で作ることができるので安上がりだというがブームの理由だったのだろう。 私も当時、近所の人からカスピ海ヨーグルトを分けて貰ったことがある。 …

罪作りな健康雑誌

以前にも健康雑誌のことをちょっと書いた気がするが、毎月よくもネタがあるものだなあと思う。 ダイエット特集は毎回「簡単!」「究極!」「これは効く!」のオンパレード。 そんなに効くものなら、みんなそのダイエットを行って痩せるから、雑誌は売れなく…

ある床屋の廃業

昨夜遅く、夫の行きつけの床屋さんから電話がかかってきた。 ドクターストップがかかり、本日をもって床屋を廃業したと言う。 その床屋は、夫が独身の頃から通っていた床屋だ。 結婚して遠く離れてからも夫はずっと通い続けていた。 完全予約制で、一番最後…

「更年期」で花粉症が治る?!

娘の小学校でママ友に「花粉症がツライ!」と訴えたら、いきなり言われた。 「更年期になると、花粉症が治るらしいわよ」 ホントか?本当なのか? 更年期といえば、体がだるくなったり、いきなり火照ったり、めまいがしたり、ひどいと鬱病になったりするらし…

「ありがとう」のチカラ

娘が通っている小学校で“園芸ボランティア”をするようになってから丸3年。 毎年この時期になると、小学校から「園芸ボランティアのみなさんへ」と書かれた小冊子が届く。 一年生から六年生まで、誤字ありイラストありの思い思いのメッセージが書かれている。…

『ゆほびか』変わったよね…

昔「美肌水」という手作り化粧水が爆発的に流行ったことがあった。 なんせ原料は、尿素とグリセリン、そして水道水だけという、非常に安価な材料なのである。 これを大々的に紹介していた健康情報誌が『ゆほびか』だった。 当時の『ゆほびか』は、このような…